こんにちは!!
今回は噛み合わせについてお話しさせていただきます。
噛み合わせは見た目はもちろん重要ですが、その歯並びが機能的かどうか(上下の歯が正しくかみ合っているか)も重要です。どちらも兼ね備えている噛み合わせが理想です。
不正咬合には種類があります。
①出っ歯(上顎前突・じょうがくぜんとつ)
上の前歯、または上顎の骨が前に突き出た状態です。
唇が閉じにくいことが多く、前歯が乾燥しやすくなります。そしてむし歯や歯周病になりやすくなります。
②交叉咬合(こうさこうごう)
顎が左右のどちらかにずれていている状態です。強く噛めなかったり、噛めないことで頭痛や肩こり、顔の非対称などが起こる場合があります。
③深い噛み合わせ(過蓋咬合 かがいこうごう)
上の歯が下の歯に覆い被さり、下の前歯が見えない状態です。
④八重歯・乱ぐい歯(叢生 そうせい)
歯が重なるなど歯並びがガタガタに見える状態です。
歯ブラシが隅々まで行き届かせることが難しいのでむし歯や歯周病になりやすいです。
⑤受け口
下の前歯が上の前歯より大きく突き出た状態です。食べ物が食べ辛いことや発音にも影響が出ます。また横顔がしゃくれたように見える場合もこのタイプが多いです。
⑥鋏状咬合 はさみじょうこうごう
はさみのようにすれ違ってしまう噛み合わせです。奥歯に現れる場合が多く、しっかりと噛めない状態です。
⑦前歯が閉じない(開咬 かいこう)
奥歯をかんでも前歯が噛まない状態です。前歯でものを噛み切ることができないです。また奥歯に負担がかかりやすく奥歯を痛めやすいです。
発音に関しては空気が漏れやすく話しにくい場合があります。
⑧すきっ歯(空隙歯列 くうげきしれつ)
歯と歯の間に隙間ができている状態です。歯と顎の大きさのアンバランスが原因です。
舌で歯を押す癖があることが原因である場合もございます。
いかかでしょうか?以上が大きく分類した不正咬合になります。
このような噛み合わせに心当たりのある方は将来のリスクを把握していただいた上でセルフケアしていただいたほうが良いかと思います。
もちろん全てを矯正治療しないといけないわけではありません。
不正咬合からくる負担に対して歯と顎、顎関節にも許容範囲があります。将来的に歯を失ったり顎が痛くなる可能性を含んでいる場合は矯正治療をお勧めします。
その判断には専門的な知識がどうしても必要になりますので、噛み合わせが気になる方は将来的なリスクも詳しくご説明しますので一度ご相談ください。
590−0026 大阪府堺市堺区向陵西町1丁4-3
072−222−4618(シロイハ)
歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科
けやき通りの歯科医院 ゆうき歯科クリニック