こんにちは 🙂
今回は妊娠中に赤ちゃんのために注意しないといけないことをご説明します。
その前に赤ちゃんの歯はどのようにできてくるのでしょうか?
赤ちゃんのはお母さんのお腹に宿った時からものすごいスピードで成長します。赤ちゃんの歯も同じようにすごいスピードで出来上がります。
歯の元である「歯胚(しはい)」ができ始めるのは妊娠6〜7週と言われています。
①胎生4ヶ月ごろ
妊娠4ヶ月頃から歯胚の外側を包むようにエナメル質という部分と象牙質という歯の中の部分ができます。
②胎生7ヶ月ごろ
歯の根元となる歯根(しこん)と歯の中の神経となる歯髄(しずい)、そして歯を支える歯槽骨(しそうこつ)などの歯の土台が次々に作られます。
③生後6〜8ヶ月
個人差はありますが、生後6から7ヶ月頃に最初の歯が生え始めます。
このように妊娠中から赤ちゃんの歯は成長していますので、健康な歯を作るためにはお母さんの健康的なお食事がとても大事になってきます。
赤ちゃんの歯を作るために大切な栄養素として挙げられるのは、カルシウムやリンなどのミネラル分です。胎盤が完成し、胎児と母体がへその緒で繋がるようになる4から5ヶ月後ろに胎児の歯の発育は進みます。
この時にお母さんの栄養状態が悪いと、赤ちゃんの歯が弱くなったりムシ歯ができやすくなると考えられます。特にカルシウムは歯の石灰化を助け、健康で丈夫な歯を作りますのでしっかり摂取しましょう!
○妊娠中に起こるお口の中の変化
妊娠中のお口の中は体質の急激な変化や、生活習慣からむし歯や歯周病になりやすい環境となっております。
理由としては
①つわりによって奥歯を磨く際に気持ち悪く、磨き残しが多くなってしまう。
②チビチビとお食事を頻繁に取るため、お口の中が酸性の状態が続く
③女性ホルモンが増加し、歯肉に炎症が起こりやすくなる
④唾液の性質が変化して、口の中が乾燥しやすくなり、細菌が活動しやすくなる
などが挙げられます。
また
妊娠中の歯周病は歯周病菌の影響で早産や低体重児出産などが起きる可能性が上がるとのデータがあります。
また、母子感染によってお子様へむし歯菌が移ってしまうことがあり、むし歯の多いお母さんの子供は早期にむし歯になる可能性が高くなります。
以上のことからお母さんのお口の中を清潔にすることは赤ちゃんの歯と健康を守ることに大いに繋がります。
そのためにはご自身のブラッシングももちろん必要ですが、歯科医院による専門的なチェックとクリーニングを受けておく事も重要になってきます。
しっかり清潔なお口を保ち、バランスの整ったお食事をして健康な歯をお子様にプレゼントしてあげましょう 😛
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