今回は審美歯科について少しご説明させていただきます。
そもそも「審美」とは何でしょうか?
審美とは「自然や美術などのもつ本当の美しさを的確に見極めること」という意味です。
では審美歯科とは何でしょうか?
日本審美歯科学会では「歯科審美学とは、顎口腔系における形態美・色彩美・機能美の調和を図り、人々の幸福に貢献する歯科医療のための教育および学習に関する学問体系である」
と定義されています。
読むと難しいですが、簡単に言うと「美しい」に基準がありそのゴールに向かってかぶせものなどを作っているということです。
今回は人が美しいと感じる口元の法則について少しご説明させていただきます。
①スマイルライン
前歯の歯並びの基準です。
上の前歯の先端を結んだラインを言います。そのラインが笑顔をつくった時に見える下唇のライン沿っているほど美しいと言われています。
②歯の形
歯の形は男女によってゴールが変わります。
つまり前歯が四角い形であれば男性的と感じ、丸い形であれば女性的と言われています。
③黄金比(おうごんひ)
ゴールデンプロポーションとも言います。黄金比という言葉は歯科の言葉ではないです。
1:1.618という比率です。この比率を意識してデザインするとバランスが整うと言われています。
例えば
モナリザですね。これは黄金比を意識して描かれていると言われています。
黄金比は歯の幅のバランスにも応用されています。
例えば前歯を全てかぶせものにする場合はこういった比率を意識して歯科技工士と一緒にかぶせものの形を煮詰めていきます。
ただし歯の元々の位置も関係があるので場合によっては矯正治療を行ってからかぶせもの治療を行うことで黄金比に近づけます。
④歯の角度
歯はまっすぐ下に生えている訳ではありません。少しずつ歯は傾いています。かぶせものを作る際もその角度を尊重した形態を作ることで美しさに近づきます。
⑤瞳孔線と正中線
瞳孔線は左右の黒目を通る線です。その線が前歯(上顎中切歯)2本と並行であれば美しいと言われています。
また当たり前ですが、正中線と言われる顔の真ん中を通る線が前歯(上顎中切歯)の間を通ることが美しいと言われています。
以上になります。かぶせもの1本を作るだけでもこれほどの情報を考慮して作製しないと本当に美しいと言われるかぶせものはできません。
また矯正治療の場合は他の審美的基準もありますがここでは割愛させていただきます。
『Eライン』『咬合高径』『シェブロン』などと検索していただくと出てくるかと思います。
最後に、人が美しいと感じるかどうかには個人差があります。人種に感覚の違いや性別による感覚の違いもあります。本当にその人にとって美しいかどうかは本人しかわかりません。
当院では形態や色味を突き詰めて作っていきたい方には歯科技工士を直接診療室まで呼び一緒に決めていくことが可能です。
当院ではかぶせものの4割が自費診療となっております。症例が多数ございますので一度ご相談ください。
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