こんにちは 🙂
今回はお子様が口にする食べ物についてご説明させていただきます。
「お子様は柔らかいものばかり食べる習慣があるので顎が小さく歯並びが悪い。」と最近よく言われています。
確かにお母さんは忙しいので食の決定権をお子様が持っていることが多いかと思います。結果的にやわらかいものばかり食べているのが現状です。
結果として顎の成長があまりなく、歯が綺麗に並ばない(歯の大きさは遺伝的に決まっている)ことがよくあります。
確かに顎が小さいというデータもありますが、歯が綺麗に並ばないのは単純に顎が小さいからだけではなく、柔らかいものばかり食べることで奥歯の永久歯がきっちり縦に生えないで斜めに倒れたままであるため歯の叢生(歯のガタガタ)が多いと最近言われています。
では硬いものを食べれば良いのでしょうか?
違います。今回はお子様のお口を育てるための3つのポイントをご紹介します。
①あんぐっ
これは前歯で噛みちぎる音です。
前歯で噛まないと食べられないものを食べましょう。
前歯で食べることが習慣化されると前歯のギザギザがなくなってきます。前歯のギザギザが残っているお子様は要注意です。
あんぐっと食べることを行うことでまず1口量を覚えることができます。
次に口の周りの筋肉(口輪筋)を鍛えることができ、唇を閉鎖することができるようになります。
また咀嚼を引き出す歯の感覚を習得することができます。これは次に食べる物の硬さに応じて噛む力をコントロールできるようになるということです。
②にちゃがじっ!
この音は奥歯ですりつぶす音です。
奥歯は臼のようにすりつぶす機能があります。
ではすりつぶす機能が必要な食事とはどのようなものでしょうか?
それはやはりお米です。パンはやはり咀嚼という意味では良くないです。柔らかすぎます。
また食物繊維の多い食材(ひじき、切り干し大根、ごぼうなど)や弾力性のある食材(高野豆腐、干し椎茸、こんにゃくなど、茎わかめなど)もすりつぶす機能を発達させます。
「おかあさんはやすめ」という言葉をご存知でしょうか?柔らかいお食事の頭文字です。
オムライス、カレーライス、アイスクリーム、サンドイッチ、ハンバーグ、焼きそば、スパゲティ、目玉焼きです。これらを頻繁に食べているお子様は特に要注意です。
また、あまり噛まずに食べるとことは胃液の分泌にも影響があります。
胃液は感染症の原因となる細菌やウイルスを殺菌する役割があるため、あまり噛まずに胃液の分泌が少ないと食中毒の危険もあります。
③レーロレロ
ベロを使いましょう。
例えば、骨の身と骨を分ける、ぶどうの果肉と皮と種を分ける、さくらんぼの果肉とタネを分けるなどでベロを使いますね。それをわざと残します。
また食べ物の切り方ですが、あえて細かく切らないようにしましょう。
キーワードは3つの「ママ」です(大きいママ、長いママ、小さいものはマいてマいて)
以上の3点です。
このように単に硬いものを食べるのではなくベロや唇や奥歯などお口の器官をしっかり機能させる食べ方が大事だということです。
お子様の食べ方にはまだ覚えていただきたい点はありますが、今回はひとまずここまでを抑えて明日からのご飯作りに役立ててください 🙂
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