こんにちは!
今回は味覚についてご説明します。
最近興味深い記事が出たのでそれを元に考えて行きます。
詳しくはこちらをご覧ください。
イメージとして味覚というものはベロで感知しているとお考えだと思います。
味覚とは現在では甘味、塩味、苦味、酸味、うま味の5つを指します。
以前はベロに存在し、さらにベロの位置によって感知する味は違うという説がありました。
今は否定されています。
ちなみにうま味が発見されたのは1908年です。東京大学の池田菊苗博士が「グルタミン酸」を発見し「うま味」と名付けたとのことです。日本人の味への追求がすごい発見をしましたね。
そして味を感知する場所はベロだけではないようです。
味を感知する味蕾(みらい)は鼻やのど、気管や食道といった場所にも存在するとのことです。
甘みを食道で感知して何が起こるのかは解明されていませんが、存在するということは何かしらの役割があるのでしょう。
今後糖尿病のメカニズムの解明とともに少しずつわかってくるでしょう。
話は変わって
時々患者様から『最近何を食べてもあまり味がしないのですが。。』と言われます。
いわゆる味覚障害ですが、最近増えているように思います。
生活習慣が原因でしょうか?高齢者だけではなく20代といった若い年代の方からもお聞きします。
味覚障害の原因として現在考えらているのは以下の項目です。
①亜鉛不足
亜鉛が不足すると味蕾の働きが鈍くなります。味がしなくなったと感じた場合はまず亜鉛を摂取することからはじめてみてはいかがでしょうか?
亜鉛は色々なものに含まれているので摂取しやすいです。
加工食品やファーストフードには含まれていないのでこういった食品に頼っている方は味覚障害は出やすくなります。味覚障害のあるお子様は、人工甘味料入りの飲料や味の濃い加工食品を頻繁に摂取している傾向があるというデータもあります。
②ストレス
こちらも亜鉛不足が大元の原因になります。ストレスがかかると亜鉛を消費するとのことです。ストレスはやはり悪影響がありますね。
③薬
高齢者など全身的な問題で様々なお薬を飲まれている方は副作用で味がしなくなる場合があります。ずっと続く場合はお薬の変更も考えていく必要があります。
④鼻の異常(風味障害)
亜鉛などを意識的に摂取しているにもかかわらず、味覚障害が改善しない場合は鼻の異常である可能性があります。
こちらが大きく関与している可能性が高いとの記事なので、長期間味がしない方は耳鼻科の受診も検討されることをおすすめします。
味覚障害の診断には本格的な方法として微弱な電流を流して調べる方法などがありますが、大学病院などの専門機関にのみそういった機材がありますのでご希望であれば紹介させていただきます。
味覚および味覚異常に関してはまだまだ解明しきれていない部分がありますが、今後新しい情報が出てきましたらまた紹介させていただきます 🙂
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