今回は睡眠時無呼吸症候群についてご説明させていただきます。
睡眠時無呼吸症候群とは少し離れますが、最近は睡眠がすごく注目されています。睡眠というものが健康を底上げするものとして捉えられてからいかに睡眠の質を上げるかに着目されたくさんの著書も出ています。
私もいくつか拝見しましたが、睡眠はまだまだ解明されていないところや個人差がかなりあり全ての人に適応されるような法則は少ないように思います。
睡眠時間の長さなどは特に意見が分かれています。片や3時間程度のショートスリープを提唱するグループもあれば最低7時間は寝るべきというグループもあります(私は7時間睡眠派ですが)
後は昼寝や晩酌の是非などはよく議論されていますね。グーグルなどは昼寝を推奨しており昼寝のブースなどが設けられているみたいです。アフタヌーンディップと言われ13時から14時ごろにくる眠気を生理的なものとして肯定したものです。
そんな睡眠ブームの中で密かに増えているのが睡眠時無呼吸症候群です。
当院に来院される患者様にも少なからずいらっしゃいます。睡眠時無呼吸症候群の方は以前もたくさんいらっしゃったはずですが、様々な情報を受けてこの病気を直す必要性を感じた方が増えているため患者数が増えていると考えます。
年齢は様々で若い方であれば10歳の方も治療を受けられております。
睡眠時無呼吸症候群は歯科でも対応は可能です。
しかし、歯科のみでは対応できません。
睡眠時無呼吸症候群の治療の流れをご説明します。
①診断
診断は内科のドクターが行います。内科の先生が睡眠時無呼吸症候群と診断することで治療が始まります。
診断方法としては睡眠時の無呼吸回数をはかる方法が一般的に用いられます。
その診断項目の中でもAHI(Apnea Hypopnea Index)という睡眠1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数がよく用いられます。
その結果に基づいて治療が必要なのかどうか診断をまず受けていただきます。
②治療
治療法には大きく2種類あります。
1つはCPAP(Continuous Positive Airway Pressure)という空気を送る装置を用いた治療法です。
空気を鼻から気道に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。
もう一つはマウスピースをつける方法です。
歯ぎしり用のマウスピースと違い上下どちらも装着します。
上下が固定されているものですが、これを装着すると自然と下顎が前に誘導されるため気道が開きやすくなります。
③評価
装置を使用した後にもう一度診断と同じ検査を行い改善が見られるかどうかを評価します。
④管理
状態が安定している場合は装置の不具合などを確認したり、顎関節の痛みなどが出ていないかを定期的にチェックします。
以上が睡眠時無呼吸症候群の治療の流れになります。どこを受診していいいかわからない場合は近くの内科もしくは歯科を受診し、そこから専門外来で評価をしてもらい近くの医院で治療という流れが多いかと思います。
睡眠の質は日中の作業効率に大いに影響するため日頃ダルい感じや眠たい感覚が常にする方は睡眠時無呼吸症候群の可能性も一度考えてみましょう 🙂
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