今回は趣向を変えて一般歯科のデジタル化について少しお話させていただきます。
現在歯科医療は実は凄まじい変革期を迎えています。
大袈裟ではなく、5年後間違いなく歯科医療はデジタルを主とした診療スタイルへ変化するでしょう。
具体的には口腔内スキャナー、3Dプリンタ、デジタルCTレントゲンの登場です。
歯科治療として一般的にイメージされるかぶせ物や詰め物の治療、入れ歯の治療などはまず柔らかい材料で歯の型取りをして歯の模型を作り、その模型で歯科技工士が技工物を作るというのがこれまでの流れです。
また矯正治療などのかみ合わせ治療はゴールの明確化が難しく、人間の頭で漠然としたゴールを作り、そのイメージに近づけるように進めてい行くのが現状です。
それぞれの過程には良くも悪くも人間の手や感覚が頼りになります。つまり人によって、また同じ人でもコンディションによって結果が変わってしまいます。
このようなヒューマンエラーや人間による感覚のずれを解消するものがデジタル機器です。
具体的にはまず型取りですが、これは口腔内スキャナーという機械による映像処理により画面上でお口の歯や歯ぐきを再現することができます。
またその口腔内スキャナーで取り込んだ仮想の模型を元にかぶせ物などを作りますが、ここで3Dプリンタにより人の手を介することなくかぶせ物が作られます。
またインプラント治療や噛み合わせ治療(かみ合わせの再構成)などは顎関節の状態や骨の中の状態を確認する必要がありますが、そこをCTレントゲンを用いて撮影し、そのデータを先ほどの口腔内スキャナーのデータと重ね合わせることが可能となり、骨の状態(厚みや高さ)や顎関節の状態を正確に加味した歯の治療を行う時代に突入しました。
また矯正治療に関しても今までの感覚に頼る治療ではなく、データに基づいた安全な治療が可能となります。将来的にワイヤー矯正というものが全てマウスピース矯正に変わるかもしれません。
ただし、現在のところ機械で作るかぶせ物の精度は人間の手による精度に劣るところがあります。また口腔内スキャナーの精度も完全ではないので一気にデジタルにシフトするわけではないです。
おそらくここ5年が目処となるでしょう。
それぞれの機械の精度も向上し、さらにAI(人工知能)によるデザインも可能となるため間違いなくデジタルデンティストリーの時代になります。
当院でも時代に遅れることなく最新機器を取り入れていきますが、早すぎる導入は時として患者様に不利益を被る場合があるため確かな実績が出た機械に関して積極的に投資していきます。
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