今回はあらためてむし歯のリスク(なりやすさ)についてご説明させて頂きます。

今回は少し文面が長くなりますがご容赦ください。

当院では新しい患者様の情報をスタッフ全員で共有する時間を毎週確保しております(火曜日の朝9時の予約を取れないことに気づいていた方がいらっしゃいましたがこれが理由です。)。

むし歯は細菌感染とは以前にご説明させて頂いております。よって感染しているむし歯菌の種類によってむし歯のなりやすさは個人差が確かにあります。

しかし、むし歯のなりやすさはむし歯菌の種類による影響よりも他の要因によって影響を受けやすいと言われています(J Dent Res 75(1):535-545,1996)。

 

その他の要因とは大まかに言うと

①むし歯治療、予防指導を受けた経験

②歯ブラシ方法

③飲食習慣

④唾液分泌量

です。

これらの要因を全て解決できている方には基本的にはむし歯はできないです。

(摂食障害などで胃酸が逆流して歯が溶ける方、重度の食いしばりや歯軋り癖のある方は例外です。)

 

これは順番になっているのでむし歯のある方はご自身がどの段階で引っかかっているのかを考えてみてください。

 

 

①むし歯治療、予防指導を受けた経験

まず1つ目はむし歯の治療や予防指導の経験です。

最近では少しずつ少なくなってきておりますが、簡単に言うとむし歯を放置しているかどうかです。

むし歯になっている歯は歯ブラシすると治ると思っている方や歯医者が怖くて通院しないなど、むし歯になっていても治療を受けずにいる方がいらっしゃいます。

むし歯になっている歯はむし歯になっていない歯と比べて柔らかく、歯も溶けて形が変わり清掃器具が届きにくいため当然むし歯が進行するリスクは高いです。

まず一旦治療を受けましょう。頑張りましょう。

もちろん歯医者が怖くて行けない方もいらっしゃると思います。本当に怖すぎるという方は大学病院などであれば眠ったような状態で治療をしていただけますのでご検討ください。「静脈内鎮静法」と検索してくだい。

むし歯治療を受けているという方はこの項目はクリアです。

 

 

②歯ブラシ方法

次は歯ブラシ方法です。

むし歯になりやすい場所は決まっています。

歯と歯ぐきのきわ、歯と歯の間、噛み合わせの溝です。

それらを理解して歯ブラシを行っていますでしょうか?

患者様ごとに歯ブラシの得意な場所や不得意な場所があります。

歯ブラシ指導は実際に歯ブラシやフロス、歯間ブラシを持って指導させて頂いた方が理解しやすいので歯科医院で磨き残しのチェックを受けてみてください。

この項目は磨き残しが20パーセント程度が目安になりますのでクリアできているか振り返ってみてください。

 

 

③飲食習慣

さて3番目です。これまでの2つをクリアしているにも関わらずむし歯ができる方はここに当てはまることが多いです。

糖の摂取の仕方です。

まず糖と言われてすぐにイメージするのは砂糖ですね。実はそれだけではありません。

まず果物。これは果糖と呼ばれる糖です。

また炭水化物。炭水化物は唾液によって分解され麦芽糖という糖に変わります。またポテトチップスなどはネバネバしているためお口の中に残りやすくむし歯になりやすいので甘くないといって油断しないでください。

 

次に飲食回数です。

簡単にいうとダラダラチビチビ食べないということです。甘いものが口の中に入っている時間は歯はずっと溶け続けています。食べることはもちろん結構ですが、食べるならまとめて全て食べきってください。

 

そして寝る前の注意点があります。

就寝中は唾液が少ないため甘いものが残っている状態で寝てしますとむし歯にすごくなりやすいです。

酔っ払ってそのまま歯ブラシもしないで寝るのはダメです。

また他には健康食品と考えて乳酸菌飲料などを寝る前に飲んで寝るのはやめましょう。飲むならその後に歯ブラシをしてから寝てください。

 

④唾液分泌量

最後です。これまでの3つの項目を全てクリアしている方は本当に優秀な方です。

歯科業界で働いていない方で上記の要因を全て理解されている方はおしなべて日常生活もきちんとされている方であり内心本当に尊敬しております。

それでもむし歯になってしまう方が一定数いらっしゃいます。

その原因が唾液分泌量です。

大まかに言うと唾液の多い方はむし歯になりにくいです。

逆に言うと唾液が少ない方は歯ブラシをすごく頑張って飲食習慣にも注意を払っているにも関わらずむし歯ができてしまいます

唾液の少ない原因としては、服用している薬、甲状腺疾患、シェーグレン症候群、カフェイン摂取、タバコなどが挙げられます。

カフェインやタバコはむし歯が多い方はやめましょう。

その他の原因は全身的な疾患が関与するので根本的な解決がどうしても難しいです。

その場合は水分の頻回摂取、キシリトールガムの使用、唾液腺マッサージなどで唾液分泌の促進を行うしか対応策がありません。

しかし、効果のあることなので必要であれば指導をさせて頂いております。

 

以上でむし歯のリスクの考え方でした。

これはあくまでむし歯だけのリスクです。

他にも歯を失う原因としては歯周病、力(噛み合わせ)がありあます。

いつも細かい資料や詳しい問診をとらせて頂いて煩わしさを感じられる方もいらっしゃるかた思いますが、患者様ごとのリスクをきちんと把握するためにはそれぞれの項目に対してこれくらい深く突き詰める必要がありますのでご了承ください。

 

また機会があればその他の項目についてもお話させて頂きます 🙂 

 

 

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