今回は歯にかかる「」についてご説明していきます。

歯が抜ける理由として一般的に知られているのが「むし歯」と「歯周病」です。

しかし、もう一つ原因があることを覚えていただきたいです。

それが歯に加わる「力」です。

力を発現するお口の運動には「機能運動」と「非機能運動」があります。

機能運動 とは食べる・飲み込む・発音するなどの運動で、生きていく不可欠な運動です。

ただし、このような運動の中にも噛み癖(バリバリ食べる、すりつぶすように食べるなど)、片噛み、噛み合わせの不正などで特定の歯に力が集中して歯が割れてしまうことがあります。歯は割ると基本的に抜歯です。どれだけしっかり歯磨きしていても抜歯です

対応策としてはまず自覚することですが、噛み癖や歯の並びの不正などはご自身で気づくことは困難だと考えられます。

専門的視点から、歯並びや顔の筋肉の対称性、目の位置、姿勢の傾き、唇の厚みなどを診査し、こちらから指摘することが多いです。指摘された問題を意識して生活をしていくと改善する可能性は大いにあります

一方、非機能運動とは生きていく上で特に必要のないお口の運動です。

歯ぎしりなどが代表例です。

非機能運動 にもさまざまなタイプ(グラインディング、ナッシング、クレンチング、タッピングなど分類がある)があります。他に悪習癖とよばれるもの(頬杖、バイオリンの保持、パイプによる喫煙、爪を噛む、指吸、顎を左右に動かす癖など)もあります。どのタイプにしても運動をやめることができる場合とできない場合があります。

それは起きている時の癖なのか、寝ている時の癖なのかで改善する可能性は変わってきます。

起きている時にクレンチングと呼ばれるくいしばり癖がある場合は、意識してやめれば改善します(自覚がないことが多いです。自覚してから意識という2つのステップをクリアしないといけないので難しい場合もありますが)。

ただし、寝ている時は当然意識することができないので癖によって歯はダメージを受け続けています。

ちなみに、歯ぎしりをする理由というのは正確には解明されておらず、考えられる理由としては遺伝、ストレス、噛み合わせなどが挙げられています。ですので歯ぎしりをやめるというのはかなり困難です。

ただし、寝ている時の対応策としてお口の中に装置をいれて強制的に歯ぎしりを予防するものがあります。ご存知かもしれないですが、マウスピースと呼ばれるものです。

硬いもの柔かいものがあり患者さまに応じて使い分ける必要があります。特に重度の歯ぎしりの方に関してはマウスピースの形態が絶えず変化する(歯ぎしりで削れる)ので形態変化に対応して修正、複製をして継続的な噛み合わせの管理が必要になります。

以上のように最後まで歯を維持させるためには歯ブラシ方法以外にも一度確認していおかないといけないことがあるので、歯を失いたくない方はご自身の歯に加わる「力」のリスクを専門機関で診査を受け、予防的な対応をされることをお勧めします。真面目な方ほどくいしばっていることが多いのでお気をつけください!

 

 

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